靴ひもをゆるくして履くと

靴ひもをゆるくして履くと危険?足指が使えず、アーチ低下・扁平足の原因に

街中で「靴ひもを結ばずにスリッポン感覚でスニーカーを履いている人」をよく見かけます。実はこれ、身体のバランスを崩し、足のトラブルを引き起こす原因になっていることをご存じでしょうか?

今日は 靴ひもをゆるく履く習慣が招く“足の危険性” を分かりやすく解説します。

靴ひもをゆるめると「足指が使えなくなる」靴が足にフィットしていないと、歩行の際に足が靴の中で前後左右に動きやすくなります。その結果、

・足指で地面をつかむ動作ができなくなる
・指で蹴り出せず、すり足気味の歩き方になる
・ふくらはぎや太ももの筋肉に余分な負担がかかる

本来、足指は身体のバランスを保つためにとても重要な役割を果たしています。その機能が使えないと、姿勢が崩れやすくなるのです。

土踏まずのアーチが低下し扁平足に足指を使わなくなると足底の筋肉が弱り、土踏まずを作っている「内在筋群」が働かなくなります。すると、

  • ・アーチがつぶれる
    ・土踏まずが低くなる
    ・クッション性が落ちて足が疲れやすくなる

という悪循環に。アーチが崩れた足は衝撃吸収ができず、膝・腰の痛みへつながることも珍しくありません。

足が内側に倒れ、外反母趾のリスクもアーチが崩れて足が内側に倒れ込む「過回内(オーバープロネーション)」の状態になると、

・親指が外へ押される
・足幅が広がる
・靴の中で足が安定しない

結果として 外反母趾の原因 になりえます。特に女性に多く、放置すると痛みで長時間歩けなくなるケースも。

体重が外側にかかると、O脚や内反小趾にも逆に靴のフィット感が悪く、体重が外側に逃げるタイプの人は、

  • ・O脚傾向が強くなる
    ・小指が内側に曲がる「内反小趾」になる
    ・小指側の靴が破けやすくなる

歩き方がアンバランスになるため、足の外側ばかりが疲れる感覚を持つ人も多いです。正しい靴ひもの結び方を習慣にしましょう

大切なのは、「靴ひもは毎回しっかり結ぶ」 ということ。

・かかとにフィットするように結ぶ
・足の甲に痛みが出ない程度に調整する
・歩くと緩みやすいので、外出前に結び直す

これだけで歩きやすさが大きく変わります。足のトラブル予防は、毎日のちょっとした習慣から始まります。

靴ひもを毎回しっかり結ぶのは理想ですが、めんどうなのでなかなかできません。そこで、結び直す必要がないシューコネクトを体験してみてください!

まとめ

靴ひもをゆるくして履く癖は、

  • 足指が使えない
  • アーチが下がる
  • 扁平足・外反母趾
  • O脚・内反小趾

など、さまざまなトラブルの原因になります。

ぜひ今日から、靴ひもをきちんと結ぶ習慣を意識してみてくださいね。